PySimpleGUIでは、複数のGUI部品を、横に並べるようなレイアウトを持つGUIアプリが簡単に作れます。これにより、より自由度の高く情報量も多いGUIアプリを作ることができます。
PySimpleGUIでは、様々なGUI部品が用意されていますが、この記事では、これらGUI部品を横に並べて表示できるGUIアプリの作り方を紹介します。
この記事に載っているサンプルコードをコピーして、Pythonで実行すれば、簡単に動きを確認できますので、是非試してみて下さい。
この記事では、公式サイトから、各テーマに沿った内容を紹介しています。公式サイトは、英語で書かれており、多くの情報が載っていますが、ちょっと読みづらいです。
この記事では、初心者にもわかりやすいように、各処理の内容を、サンプルコード内にコメントとして載せています。
もう少し詳しく知りたい方は、公式サイトも見に行ってください。
【無料オンライン】ゼロから始めるPythonプログラミング入門講座(週5開催) テックジムGUI部品を横に並べて表示するGUIアプリ
このサンプルコードは、
リストボックスの横に、3段からなるGUI部品を配置しています。
OKボタンを押すと、リストボックスや各テキスト入力欄に入力された値を、ポップアップ内に表示します。
サンプルコード
#!usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
import PySimpleGUI as sg
sg.ChangeLookAndFeel('BlueMono')
# 列要素レイアウト(1段目:テキスト、2段目:テキスト、テキスト入力欄、3段目:テキスト、テキスト入力欄)
col = [[sg.Text('列1', text_color='white', background_color='blue')],
[sg.Text('列2', text_color='white', background_color='blue'), sg.Input('列2に入力してください')],
[sg.Text('列3', text_color='white', background_color='blue'), sg.Input('列3に入力してください')]]
# レイアウト(1段目:リストボックス、列要素レイアウト、2段目:テキスト入力欄、3段目:ボタン)
layout = [
[sg.Listbox(values=('Listbox Item 1', 'Listbox Item 2', 'Listbox Item 3'), size=(20,3)), sg.Column(col, background_color='blue')],
[sg.Input('なにかテキストを入力してください')],
[sg.OK()]
]
# ウィンドウの生成と、入力待ち(二つの処理を一つにまとめて書いています)
event, values = sg.Window(' 複数列を表示するサンプルアプリ', layout).Read()
# 入力された値をポップアップで表示する。
sg.popup(event, values, line_width=200)
実行すると、
下図のようなウィンドウが立ち上がります。
リストボックスでなにかを選択したり、3つあるテキスト入力欄になにかテキストを入力して、「OK」ボタンを押すと、ポップアップが表示されます。このポップアップに、先ほど入力したテキスト等が表示されています。
ちなみに、valuesの番号は、左→右、上→下の順番で自動的にアサインされています。
今回のアプリでは、
0:リストボックス
1:列2のテキスト入力欄
2:列3のテキスト入力欄
3:ボタン上のテキスト入力欄
まとめ
今回は、Pythonライブラリである、PySimpleGUIで、GUI部品を横に並べたGUIアプリの作り方を紹介しました。
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