今回紹介する、M5 ATOM Matrix、M5 ATOM Liteは、とても安いコストで、LEDやWi-Fi通信を使ったソフトウエアが作れるキットです。
プログラミング初心者にこそ、一度手に取ってほしいキットです。
私も、ATOM Matrix/Liteの両方を持っています。
ATOM Matrix/Liteを使って思うことは、プログラミング初心者にこそ、使ってもらいたいと思いました。
パソコンで、プログラミング学習するのもよいですが、プログラムの動きを実機で確認することは、学習の理解を助けるだけでなく、なによりも楽しいです。
ATOM Matrix/Liteをおすすめする理由
必要なものが本体に入っている。
ATOM Matrix/Liteには、ボタンやLEDだけでなく、Wi-FiやBluetooth、シリアル、GPIOなどの機能が本体に入っており、プログラミング初心者から中級者、上級者の用途に満足できます。
プログラミング初心者は、ボタンやLEDを使って簡単なプログラミング学習に使うこともできますし、中上級者においては、Wi-FiやBluetoothを使って、クラウドやスマホ連携のアプリを開発できます。
短いソースコードで、目に見える動くものを作れる
ATOM Matrix/Liteは、ArduinoIDEが使えますので、豊富なArduinoライブラリを使うことができます。
これらのライブラリを使うことで、さほど自分でコードを書かずに、様々なことができるようになります。
また、サンプルコードも豊富にありますので、コピーするだけですぐに動かすことができます。
また、ATOM Matrix/Liteには、ボタン、LEDが最初から本体についていますので、ボタンやLEDを使ったアプリを作り、すぐに動かしてみることができます。
これは、プログラミング学習においては、文法ばかりやっていると飽きてきますが、ATOM Matrix/Liteでは、自分のプログラムをすぐに試してみることができるので、プログラムの動きを目で見て確認できますし、楽しいです。
安い
これがATOM Matrix/Liteをお勧めする最大の理由です。
ATOM Matrixが約1400円、ATOM Liteが約1000円です。
ちょっとお菓子やコーヒーをガマンすれば購入できる値段です。これで、しばらく楽しめるなら十分元が取れます。
また、この値段なら、お子さんに渡して、プログラミング学習に使ってもよいです。
ATOM Matrix、ATOM Liteとはどんな製品か
「ATOM Matrix」「ATOM Lite」は、わずか24 x 24 mmというM5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュールで、通信機能(Wi-Fi、Bluetooth)と4 MBの内蔵SPIフラッシュメモリを持つ、ESP32-PICO-D4チップを搭載しています。
同じくESP32-PICO搭載の「M5StickC」よりアクセス可能なGPIOピンが多く、小型の組み込みデバイス開発に適しています。
基本仕様
ATOM Matrix | ATOM Lite | |
CPU | ESP32 PICOベース | ← |
メモリ | 4 MBフラッシュメモリ | ← |
ボタン | プログラム可能なボタン × 1 | ← |
I/F | RGB LED(WS2812B) × 25 | RGB LED × 1 |
I/F | 赤外線LED | - |
I/F | リセットボタン | ← |
I/F | USB Type-C | ← |
I/F | 6 x GPIOピン | ← |
I/F | Grove互換インターフェース | ← |
センサ | MPU6886 6軸センサ | 無し |
プログラム プラットフォーム | Arduino、UIFlow | ← |
アンテナ | 2.4G SMDアンテナ:Proant 440 | ← |
電源入力 | 5 V / 500 mA | ← |
動作環境温度 | 0 ~ 40 ℃ | ← |
サイズ | 24 x 24 x 14 mm | ← |
重量 | 14 g | 12 g |
ESP32-PICOの特徴(Matrix、Lite共通)
- 240 MHzデュアルコア Tensilica LX6 マイクロコントローラ(600 DMIPS内蔵)
- 統合型520 KB SRAM
- 統合型802.11 b/g/n HT40 Wi-Fiトランシーバー、ベースバンド、スタック、LWIP
- 統合デュアルモードBluetooth(ClassicおよびBLE)
- ホールセンサ
- 静電容量式タッチインタフェース
- 32 kHz水晶発振器
- すべてのGPIOピンでPWM /タイマ、入出力が可能
- SDIO マスター / スレーブ 50 MHz
- SDカードインタフェースのサポート
外観
ATOM Matrix
正面には、LED×25が一体化したスイッチ(ボタンA)が付いています。
わかりづらいとは思いますが、写真の黒い部分が一つのボタンで、LEDです。
放熱用の穴
給電、通信用USB-C端子、Grove互換端子(HY-2.0-4P)
リセットボタン、放熱用の穴
赤外線LED、技適表示のシール
ATOM Lite
LED×1、ボタンA
裏面 ポートの説明が書いたシール
リセットボタン
赤外線LED、技適表示のシール
I/F類無し
給電、通信用USB-C端子、Grove互換端子(HY-2.0-4P)
まとめ
ATOM Matrix、ATOM Liteを紹介しました。
ATOM Matrix/Liteを使ったアプリを今後紹介していきます。
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