Raspberry Pi上に、
PythonフレームワークであるFlaskを使って、
HTML、CSSファイルを表示するWebサーバを立てる方法を紹介します
■前提
まず、Python、Flaskはインストール済みという前提です。
インストールしていない人は、Python、Flaskをインストールしてください。
■今回作成するアプリ
HTML,CSSファイルを表示するWebサーバを作ります。
■ディレクトリ構成
以下のディレクトリ構成を用意ください。
/home/pi/app/app.py
/home/pi/app/templates/hello.html
ここにある、app.py、hello.htmlを作成していきます。
■サンプルコード
まずは、app.pyです。
# -*- coding: utf-8 -*-
from flask import Flask, render_template
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def index():
return "This is the root page."
@app.route("/hello")
def example():
return render_template("hello.html")
if __name__ == "__main__":
app.run()
次は、hello.htmlです。
<html>
<body>
<h1>Hello Flask!!!</h1>
</body>
</html>
■サーバ起動方法
・コンソールを立ち上げて、
・app.pyが保存されているディレクトリに移動します。
・以下のコマンドを入力します。
$ python3 app.py
・ブラウザを開いてください
・ブラウザのurl画面に、以下の内容を入力してください。
http://localhost:5000/
ブラウザ上に、以下の文言が表示されているはずです。
This is the root page.
次に、
・ブラウザのurl画面に、以下の内容を入力してください。
http://localhost:5000/hello
ブラウザ上に、以下の文言が表示されているはずです。
Hello Flask!!!
■CSSで見た目を変える
次に、CSSファイルで見た目を変えてみます。
■ディレクトリ構成
以下のディレクトリ構成を用意ください。
/home/pi/app/app.py
/home/pi/app/templates/hello.html
/home/pi/app/static/style.css ← 新しく用意してください
ここにある、style.css、hello.htmlを作成していきます。
app.pyは、そのままです。
■サンプルコード
まずは、style.cssです。
h1 {
color: #eee;
}
次は、hello.htmlを以下のように変更します。
<html>
<head>
<link type="text/css" rel="stylesheet" href="{{ url_for('static', filename='style.css') }}">
</head>
<body>
<h1>Hello Flask!!!</h1>
</body>
</html>
■サーバ起動方法
・コンソールを立ち上げて、
・app.pyが保存されているディレクトリに移動します。
・以下のコマンドを入力します。
$ python3 app.py
・ブラウザを開いてください
・ブラウザのurl画面に、以下の内容を入力してください。
http://localhost:5000/hello
ブラウザ上に、以下の文言が灰色で表示されているはずです。
Hello Flask!!!
■まとめ
FlaskというWebアプリケーションフレームワークを利用して、HTML、CSSファイルを表示するWebサーバを作りました。
コメント