自作のPythonアプリを、pyinstallerというツールで、exeファイル化することで、Python 開発環境でなくても、実行できます。
このようなことで、お困りの方は、いませんか?
・業務効率化のために、Pythonでアプリを作ったけど、周りの人はPythonが使えないので、pythonソースコードを配布しても使ってもらえない
・毎回、自作Pythonアプリを実行するのに、コマンドラインで実行命令を打ち込むのは面倒。
このような困りごとを解決します。
手順

pyinstallerのインストール
Python で ファイルを exe化するには pyinstaller を使用します。
pyinstaller をインストールします。
コマンドプロンプトから以下のコマンドでインストールします。
事前に Python のインストールが必要です。
pip install pyinstaller
pyinstallerの使い方
pyinstallerの使い方は、簡単で、以下のコマンドを入力するだけです。
pyinstaller pythonファイル名 [--onefile] [--noconsole]
[--onefile]コマンドは、関連するファイルを1つにまとめてexeファイルを作成します。
[--noconsole]コマンドは、コンソール(コマンドプロンプト)の黒い画面を表示しません。
実際にpyinstallerを使ってみます
まずは、Pythonアプリを用意します。
サンプルアプリ
#!usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-
name = input("名前を入力してください")
nenrei = int(input(f"こんにちは、{name}さん!何歳ですか?"))
print("%s さんは、%d 歳なんですね!" % (name, nenrei))
input("何かキーを押すと終了します")
pyinstallerでexeファイルを作成する
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力する
pyinstaller app.py --onefile
上のコマンドを実行すると、以下のフォルダが作成されます。
app.py
pycache ← 新規に作成されたフォルダ
build ← 新規に作成されたフォルダ
dist ← 新規に作成されたフォルダ
dist の中を見ると、app.exe が入っています。
この app.py をダブルクリックすると、先ほど作成したアプリを実行します。

まとめ
自作Pythonアプリを、Python 開発環境がなくても実行できるexeファイルに変換するツール pyinstallerを紹介しました。
参考


pyinstallerを使うことで、自作Pythonアプリを自由に配布できます。
Pythonは、excelとの連携など、業務の自動化に役立てることができます。
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