Raspberry Pi上に、
PythonフレームワークであるFlaskを使って、
ファイルをアップロードするWebサーバを立てる方法を紹介します。
■前提
まず、Python、Flaskはインストール済みという前提です。
インストールしていない人は、Python、Flaskをインストールしてください。
■ファイルをアップロードするWebサーバを立てる方法
テキストファイルを選択して、アップロードするサーバを作ります。
■サンプルコード
コンソールを立ち上げて、以下のpythonコードを、app.pyで保存してください。
# -*- coding: utf-8 -*-
import os
from flask import Flask, flash, request, redirect, url_for
from werkzeug.utils import secure_filename
UPLOAD_FOLDER = './uploads'
ALLOWED_EXTENSIONS = {'txt', 'pdf', 'png', 'jpg', 'jpeg', 'gif'}
app = Flask(__name__)
app.config['UPLOAD_FOLDER'] = UPLOAD_FOLDER
def allowed_file(filename):
return '.' in filename and \
filename.rsplit('.', 1)[1].lower() in ALLOWED_EXTENSIONS
@app.route('/', methods=['GET', 'POST'])
def upload_file():
if request.method == 'POST':
# check if the post request has the file part
if 'file' not in request.files:
flash('No file part')
return redirect(request.url)
file = request.files['file']
# if user does not select file, browser also
# submit an empty part without filename
if file.filename == '':
flash('No selected file')
return redirect(request.url)
if file and allowed_file(file.filename):
filename = secure_filename(file.filename)
file.save(os.path.join(app.config['UPLOAD_FOLDER'], filename))
return redirect(url_for('uploaded_file',
filename=filename))
return '''
<!doctype html>
<title>Upload new File</title>
<h1>Upload new File</h1>
<form method=post enctype=multipart/form-data>
<input type=file name=file>
<input type=submit value=Upload>
</form>
'''
@app.route('/uploaded')
def uploaded_file():
return "アップロード完了"
if __name__ == "__main__":
app.run()
■ファイルを格納するディレクトリを作成する。
・コンソールを立ち上げて、
・app.pyが保存されているディレクトリに移動します。
・以下のコマンドを入力します。
$ sudo mkdir uploads
ディレクトリができていることを確認します。
$ ls -l
uploadsというディレクトリができていることがわかります。
■サーバ起動方法
・コンソールを立ち上げて、
・app.pyが保存されているディレクトリに移動します。
・以下のコマンドを入力します。
$ sudo python app.py
・ブラウザを開いてください
・ブラウザのurl画面に、以下の内容を入力してください。
http://localhost:5000/
ブラウザ上に、以下の文言が表示されているはずです。
Upload new File
「ファイルを選択」ボタン
「Upload」ボタン
・「ファイルを選択」ボタンを押します。
・ファイルを開く画面が出てきますので、適当なファイルを選びます。(ファイル形式は、’txt’, ‘pdf’, ‘png’, ‘jpg’, ‘jpeg’, ‘gif’)
・「Upload」ボタンを押すと、ファイルをUploadsディレクトリに格納されます
・アップロード完了という文言が表示されます
・先ほど作成したUploadsディレクトリの中を見ると、選択したファイルが格納できていることがわかります。
■まとめ
FlaskというWebアプリケーションフレームワークを利用して、ファイルをアップロードできるWebサーバを作りました。
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